戦後、間もなく設立
1946年 (昭和21年) |
町内の婦人が集まり、会員相互の親睦を深め「人づくり」・「地域づくり」を軸に川崎市婦人連盟(現在の川崎市地域女性連絡協議会)が結成され、初めて母親学級を開設した。 |
1949年 (昭和24年) |
「新しい地域社会の建設と婦人の教養の向上」を目標に川崎公民館にて第一回婦人のつどいを開催。川女連史上最大の運動となる「電源開発愛国十円貯蓄運動」が開始され、昭和35年には一億円を突破した。 |
1950年 (昭和25年) |
神奈川県婦連が結成され、川崎市婦人連盟から川崎市婦人団体連合会へと改称。 |
1952年 (昭和27年) |
全国地域婦人団体連絡協議会が結成されてからは、常に連携を保ち活動を進める。 |
学習から実践に向けて
1955年 (昭和30年) |
文部省の委嘱を受けて婦人学級を開設。第一回の日本母親大会に参加。婦人学級の増加に伴い、年々加盟団体数も増えて、婦人のつどい・敬老会・美化運動などが各地区で実地されるようになる。 |
1965年 (昭和40年) |
婦人活動研究発表大会で活動の成果を討議したり、会員や役員の研修会を開催しはじめ、次第に定例化され、組織の充実に力を入れる。 |
1972年 (昭和47年) |
川崎市が政令指定都市になり歩調を合わせて、指定都市婦人団体連絡協議会に加盟し、大都市の婦人団体とともに共通の課題について研究を始める。 |
1973年 (昭和48年) |
物価高に抗議して300名以上が市内を街頭デモ行進。オイルショックに関連して起こった洗剤不足については「生産と流通についての懇談会」 を企業と持つ。「暮らしの工夫展と大バザール」を地元百貨店と共同で開催「過剰包装の自粛とゴミの減量を考える会」を企業や行政とともに開催===消費生活に関する運動の先端を担ってきた===[環境消費部]⇒次代を担う子どもたちのためにも地球に優しい循環型社会の実現を目指し、また住みよい川崎を目指し「川崎のもの食べてますか?」をテーマに廃油・再生紙の利用の促進、リサイクル製品の紹介や地元でとれた農産物商品のPRなどといった地元の活性化を促す活動の展開。 |
平和への祈り
1969年 (昭和44年) |
北方領土返還の促進の署名運動を開始し、現在も継続しており、全国大会にも参加している。 |
1978年 (昭和53年) |
世界的な反核運動の高まりに呼応して、3月から4月にかけ、各地区単位婦人会全体活動として、「核兵器完全禁止を訴える署名運動」を実施。5月の核兵器反対運動の国連派遣団には、34名の全地婦連代表の中に川崎の小川婦代会長が参加し、初めての国連軍縮特別総会に提訴した。 |
1981年 (昭和56年) |
原水爆禁止世界大会(長崎市)に参加。 |
1983年 (昭和58年) |
1982年に「川崎市核兵器廃絶平和都市宣言」を生む市民運動の大きな潮流の中にあって、平和部会を創設した。 |
1984年 (昭和59年) |
「平和の像はばたけ」を創立35周年記念事業として市に贈呈。以来、戦争を決して繰り返してはならないという思いで平和のつどいを毎年開催。 |
*刊行本:会員自身の体験を綴った内容
「生きぬく~戦争体験の記録~」(1987年)
「生きぬく~昭和の時代を生きて~」(1992年)
時代に対応した活動を
女性の生き方が多様化した現在、また総合的な学習団体としてのあり方が問われている中、地道に地域活動に結びつける力を補える存在の必要性を感じます。新規事業によって新しい仲間を加え、希望に燃えた新世紀の女性運動を拓いて行けたらと願います。
2001年 (平成13年) |
●川女連の「パソコン講習会」開催 政府の「すべての国民がインターネットを使えるよう」との展開に、ITの普及を目指し、基礎技能の習得が図れるよう初心者を対象に講習会を開催。 |
2002年 (平成14年) |
●電話相談「子育て心のケアネット」を開設 核家族化が進むなか、子育ての経験が伝えにくい世の中になっており育児の不安や子どもの問題についての経験不足から、どう対処したらよいかわからずにストレスが子どもへの虐待に繋がってしまうこともあると考え、身近な地域社会で親の不安を解消できたらとの願いから、「子育て相談ボランティア養成講座」を経て開設に至る。●写真展・講演会を開催 20周年を迎え全地婦連の共催のもと他団体にも声かけをして「アフガニスタンの人々のくらしと子どもの素顔」と題し写真展、講演を開催。真の平和について世界に目を向け考えた。 |
2003年 (平成15年) |
●川女連の「ホームページ」を開設 川女連の各活動を全国発信し、各地で同様な活動している方々との交流をはかり、若い人たちへの呼びかけ、次世代へつなげるための手段として、ホームページを開設しました。 |
2004年 (平成16年) |
●平和のつどい&環境問題講演会開催 「自然エネルギーから平和をみつけて~子どもたちの未来のために」 講師 佐藤一子氏 ●事例集「エコロジーとエコノミを考える」を配布 |
2005年 (平成17年) |
●電話相談「子育て”心のケア”ネット」 第3期電話相談ボランティア養成講座開催。 相談員を増やし、平成18年3月より金曜日に加え火曜日も電話相談を開設している。 ●「平和のつどい&環境問題講演会開催」 「美しい地球を子どもたちに」 講師 高木善之氏 ●知事と語ろう神奈川ふれあいタウンミーティングで事例発表 「子育て”心のケアネット”」活動について |
2006年 (平成18年) |
●環境問題食品表示に関する講演会 講師 園田かおる氏 「平和のつどい」人身売買について 講師 中山暁雄氏 ●子育て支援部公開講座 「思春期の子どもとどうつきあうか」 講師 関輝夫 |