こんなことが 〜ニュース&トピックス〜
■ すすめる会の2010年度から
T.今年の公開学習会
今年度も「すくらむ21平成22年度男女共同参画センターとの協働事業」で、3回の勉強会を企画しました。
3回の共通テーマは「ジェンダーの視点から現代(いま)を読む」ぜひご参加ください。いずれも参加自由
第1回 6月26日(土) 13:30〜16:00 すくらむ21(川崎市男女共同参画センター)
テーマ 「国連差別撤廃委員会(CEDAW)の勧告と私たちの生活」
お話 永井好子さん (男女平等をすすめる教育全国ネットワーク)
日本政府が提出した「女性差別撤廃条約」の取り組み状況報告について
CEDAWから勧告が出されています。ニューヨークでの国連での審査を傍聴し、ロビー活動をしてきた永井好子さんから、報告を聞き、暮らしと結びつけながら一緒に考えましょう。
第2回 10月30日(土)13:30〜16:00 すくらむ21
テーマ「ジェンダーと選挙制度」(仮題)
お話 大山七穂さん (東海大学文学部教授)
女性の政策決定の場への参画は少しずつ増えていますが、まだまだです。
女性の政治参画が、政治や社会の何を変えるのか。考えたいと思います。
第3回 011年2月(すくらむまつりに開催予定)
テーマ 「ジェンダーとメディアリテラシー」(仮題)
あふれる情報・・・・・その中から私達は何を読み取るのか。メディアを主体的に使いこなすには何をどうすればいいのでしょう。ご一緒考えましょう。
第2回、第3回は詳細決まり次第、改めてお知らせしていきます。
U.総会&講演会
4月18日(日)「てくのかわさき」ですすめる会の総会を開催。2010年度がスタートしました。
男女共同社会の実現をめざして今年も活動していきます。
09年度は、変化の多い年でした。私達が変革を期待した鳩山政権は、八ヶ月で次の菅政権に交代しました。前政権に期待した諸課題の解決は、多くが今後に引き継がれることになりましたが、それと共に新政権にはジェンダー平等、ワークライフバランス社会の実現に目標を定めて、施策の一層の進展を望むところです。
総会に続いて講演。講師に山本千恵さんをお迎えしました。
講演テーマは「現代(いま)に響き合う晶子」
女性思想史研究家で、与謝野晶子研究者として活躍される山本さんの講演に魅了された午後の一時でした。お話の1部を「すすめる会通信」12に掲載しています。
与謝野晶子といえば歌集『みだれ髪』など、情熱の歌人として、また女性の生き方を平塚らいてう、山川菊栄らと争った「母性保護論争」や多くの論評で、私達の記憶に残る女性です。特に日露戦争の最中、戦場に向かう弟に送った「君死にたまうことなかれ」の詩は、当時戦地に夫や兄弟を送った女性たちの心情をうたいあげ、生存権を主張する長編の詩でした。また時代を先駆けて、はじめて女性だけの手によって刊行された、雑誌『青鞜』には女性の社会参画におおきな期待をかける晶子が、その創刊号に「山の動く日」きたる」の詩を寄せています。時代を超えて、今のわたしたちに響く晶子像を、山本先生は生き生きと描きだしてくださいました。
V.その他の事業
川崎市人権・男女共同参画室や、市の関係部局と男女共同政策の推進にむけての懇談や、他団体・グループなど、ジェンダー平等社会実現へネツトワークづくり、情報発信などをすすめていきます。
具体的な内容、お誘いは詳細決まり次第、HPやチラシなどでご案内していきます。
■「男女平等推進週間」6月23日〜27日
この期間は国が定めている「男女共同参画週間」。
川崎市は、6月23日から27日を「川崎市男女平等推進週間」として、すくらむ21(男女共同参画センター)や、市民ミュージアム、市平和館、市内図書館、などで関連セミナー、ビデオ上映、本の紹介などさまざまな取り組みが展開されます。
市では、2001年度「男女平等かわさき条例」を施行。04年度に市男女平等推進行動計画「かわさき☆かがやきプラン」がスタートしています。現在、「女性の人権の確立」「仕事と暮らしへの支援」「学習機会と情報の提供」「推進体制の充実」の四つの柱を中心に、第2期計画が進行中です。
これらについて詳しくは、市人権男女参画室Tel044−200−2300
あるいは関連の施設にお問い合わせ下さい。
■ 「すすめる会通信」122号発行しています。
CONTENT
○「ジェンダーの視点から現代(いま)を読む」連続企画など トップ記事参照
○第27回総会が開かれました
総会講演「現代(いま)に響き合う晶子〜女性労働・母性・平和〜」まとめ
トピックス:育児・介護休業法改定。
:女性の育児休業取得率は?
:キャリアサポートかわさき 総合相談窓口 てくのかわさき5階
○第「11回女性史研究交流のつどいin東京」開催のお知らせ
○これからの活動予定
など
通信についてのご連絡は藤井までお願いします。
Tel/Fax 044-944-7872 E-mail himiko@r4.dion.ne.jp
■「男女平等」から「ジェンダー平等」へ
「男のくせに泣くんじゃない!」
「文学部なんて女のいくところ!男は理工系へいけ!」
ジェンダーについて男女で話し合うと、男性から"こんな言葉で育てられたんだ""女性差別というけれど、これって男性差別じゃない?"
という感想が男性から出されます。何よりも男性にとって苛酷なのは、「男は妻子を養わなければならない義務がある」と決めつけられることだという感想もだされます。
これは男性差別。「女性差別撤廃条約」の学習会での会話です。
この条約が採択された当時は、男性モデルに追いつくことを目標に、女性差別の撤廃と、女性の地位向上の必要が圧倒的にありました。
それから30年、差別は両性ともにあることが意識されるようになり、法律も「男女共同社会基本法」や「雇用機会均等法」「育児休業法」など
徐々に変わってきました。
「男女差別」から「ジェンダー差別」へと移行しつつあります。
でも、CEDAWの勧告に見られるように、社会の中の慣行や慣習には依然として性別による差別が残されており、
社会を男性と女性がともに支えていくにはまだまだ「男女平等」の言葉を消し去ることはできません。
「女性差別撤廃」+「男性差別撤廃」=ジェンダー平等→ディーセント・ワーク
こんな図式が考えられませんか。
■「ディーセント・ワーク」・・・・・って?
「ディーセント・ワーク」という言葉を聞かれたことがあると思います。
ILO(国際労働機関)が提唱している「人間らしい働き方」を意味する言葉です。
ディーセント(DECENT)・ワークという言葉は20世紀の終わり頃から国際連合や国際労働機関のような世界的組織で広く使われるようになり、
「働き甲斐のある人間らしい働き方」を意味します。ILOでは、『ディーセント・ワーク』の実現にはその核心にジェンダー平等があると考えています。
ここで説明するよりも、最適のテキストを紹介します。是非一読をおすすめします。
『ディーセント・ワーク』とジェンダー平等
―男女平等社会の実現をめざしてー
(編著) 木村愛子 (著)古橋エツ子
発行 (財)日本ILO協会 http://www.jilo.or.jp
Tel :03−3294−3341
|