平和部

平和のつどい

川女連は、創立以来、学習や平和フイルムの上映会を実地して平和学習を行い、北方領土返還署名運動や核兵器廃絶署名運動を展開する等、長年にわたって平和運動に力を注いできた。

昭和57年、川崎市が政令指定都市に先立って「核兵器廃絶平和都市宣言」を内外に発表、翌58年には中原区に平和公園が設立され、昭和59年には市民館において平和教育学級が開催される等、平和に向けての動きが活発化した。

このような中で、昭和58年、川女連の専門部会として平和部会が誕生し、「平和なくして発展・平等もありえない」の趣旨のもとに、平和問題への取り組みを一層推進することとなった。
昭和59年には、平和への願いをこめて川崎市役所から平和公園まで平和行進を行い、また、会員の浄財により、平和公園内に平和の鳩を捧げた乙女の像を建立、川崎市に寄贈した。 その後、毎年平和のつどいを開催して平和の大切さ、命の尊さを訴え続けてきた。

また、昭和62年には、会員35人の手記を掲載した戦争体験記録集「生きぬく~戦争体験の記録~」を発行した。大変好評で、発行した1,000部がすぐに完売となり、絶版となるほどであった。
そこで、平成4年には、新しく多くの手記を加え、第2集「生きぬく~昭和の時代を生きて~」を刊行した。刊行計画を知った会員は、積極的に手記を執筆し寄稿した。戦争の悲惨さ、恐ろしさを克明に物語る手記を通して、平和の大切さを訴えたいとの願いから生まれた記録集であった。 この他、川崎市の平和フイルム選定委員会にも昭和61年の第1回から参画し、現在に到っている。

世界ではいまだ紛争が絶えず、平和とはいえない国々がまだまだあり、弱者である子どもや老人が辛い思いを余儀なくされております。近年の活動としてそうした世界へ目を向けた写真展や講演会を通して真の平和を願う取り組みをおこなってます。

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