女性問題部

昭和24年、女性の教養を高める目的で「婦人のつどい」が開催された。このつどいは保育が併設されており、女性の学習機会を保障する画期的な試みであった。
このつどいは昭和34年まで81回にわたって行われ、その後は婦人学級に切り替えとなった。また、婦人問題に関する見識を深め、婦人の社会の変化に対応する能力を高めるために、川崎市教育委員会と共催で婦人教育大会を開催した。

このように、創立当初から女性の地位向上をめざして活動を続けてきた川女連であるが、更に効果的な行動を行うために、国際婦人年の4年目にあたる昭和54年、婦人問題研究部会を発足させた。
同年には、研究会を3回にわたって実地し、婦人問題の現状と課題について学び、婦人会の今後の実践活動の方向について明らかにしようと試みた。

これ以降、各地区及び全市において女性問題に関する講演会や研修会を実地してきた。
また、会員を対象として生活の実態と意識に関するアンケート調査を行ったが、その目的は、男女平等、女性の地位向上・社会参加等を追求することにあった。 昭和57年、60年にも婦人問題アンケートを実地し、60年にはこれから3回の調査のまとめを発表した。
更に、「川崎の男女共同社会をすすめる会」や「川崎女性フォーラム」に参加、また、他団体と共同で川崎市に対して婦人問題対策室の設置要請を行う等、女性の地位向上に向けて取り組んできた。

平成2年には、高齢化の進行を受け、高齢化社会が女性に与える影響は非常に大きいとの観点から女性・高齢者問題に関する意識調査と報告を行った。
平成9年、専門部会の見直しの過程で女性問題部会への改称が決定、男女共同参画社会の実現をめざして新たなスタートを切った。

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