NPO法人 川崎市視覚障害者福祉協会

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川崎市の障害者計画に対する意見提出(2008年秋)

(備考)
  この意見は、現在検討されている新障害者計画のために2008年8月1日に行われ た川崎市障害計画課の団体ヒヤリングにおける視障協の意見の要約であり、同計画の 資料編に掲載のために、本会がとりまとめ提出したものです。
なお、掲載字数制限のため簡略な表現にしています。

以下、提出意見

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・ 福祉教育について、児童はもちろん先生への啓発も大事。疑似体験や点字教育も ふくめ全市を対象に計画的に数値目標を。
・ 移動支援事業で利用目的により2区分した報酬単価と利用者負担額が設定されて いる自治体は、全国で川崎市だけ。この地域格差を解消すべきである。非合理な利用 目的区分を撤廃し理屈のある行政をして欲しい。
数値目標は利用時間と共にガイドヘルパーの養成数も必要。
・ 「障害者スポーツの振興」という理念で、団体が障害者のために実施する活動に スポーツ施設の優先利用と無料化が必要。
・ 視覚障害者向けの内容の(障害特性別)デイサービスを。
・ 視覚障害者団体にも活動に行政の支援を。
・ バリアフリーの設置量が絶対的に少ない。点字ブロック、音響式信号機等の普及 に数値目標を設定して推進を。
大きな横断歩道にはエスコートゾーン(視覚障害者用道路横断帯)も有効なので設置 を。
公共施設に電波等を利用した音声誘導装置の普及を。
・ 公共的施設の建築確認の際、事前にバリアフリーについて当事者団体の意見を聴 く仕組みが必要。
・ 障害者が普段使っている北身館等を災害時避難所として整備してほしい。
・ 視覚障害者も音声パソコンで事務処理ができると企業への啓発を。
・ ヘルパーと一緒に会社に通勤できなければ、視覚障害者雇用は進まない。その対 策を。
・ 視覚障害者も参加できるような作業所を。
・ あん摩マッサージ、鍼灸(はりきゅう)は天職。技術向上も含めて行政の支援を 。
また、ヘルスキーパーとして、市職員の福利厚生事業、特養やデイサービス・デイケ ア施設での雇用の促進を。
・ 通院時の病院内でのガイドヘルパー、入院時のヘルパーの付添いを利用したい。
・ 中途失明者の社会復帰のため、診断治療と連続する早期からのリハビリ体制整備 と相談支援の取り組みを充実して欲しい。
・ 市政の広報のバリアフリー化の計画的推進を。音声化による提供、資料へのSPコ ード添付の普及等について、提供体制の整備と数値目標の設定を。
パブコメについては、情報提供時の配慮と共に意見提出を音声(電話)やメールでも 提出できる仕組みが必要。
市役所からのお知らせを希望者にメール配信する仕組みを。

川崎市の障害者計画に対する意見提出(2008年秋) 終わり