NPO法人 川崎市視覚障害者福祉協会

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第53回川崎市視覚障害者相互激励大会の報告(平成23年9月)

 平成23年9月11日(日)、午前10時から川崎区日進町の福祉センター大ホールに て開催しました。
 当日は真夏を思わせる強い残暑の陽ざしの中、川崎市内の視覚障害者を中心に来賓、 支援ボランティアの方々などをあわせ約180人が参加し、日頃お会いしていない方との 再会・交流を深め、親睦の一日をすごしました。
 第1部の式典に続き、第2部「点字イベント」では恒例の点字競技会を地区別団 体と個人の2部門で行いました。また、ホールでは視覚障害者の手作り作品、川柳の 色紙の展示のほか、新たな企画として「視覚障害者プレイグッズ」展示を行い、サウ ンドテーブルテニス(STT)の音のでるボールとラケット、視覚障害者用の囲碁の碁 盤と碁石、オセロなどが展示されました。
 さらに、最近開発された、携帯電話(らくらくホン)のカメラを使った音声コードと 商品バーコードの読みあげ機能のデモンストレーションが来場者の関心を集めました。
 昼食後、第3部「ステージイベント」では川柳の発表、詩吟披露のあと、ミニ・コ ンサート:ピアノ連弾(りえ・りさDuo)が開かれ、ショパン、リストなどのピアノ 曲の演奏を楽しみました。姉妹が点字楽譜で曲を憶え少しずつレパートリーを増やし ていったとのお話は皆を励ますものでした。
 引き続き、各地区対抗演芸大会では、7地区が工夫を凝らした出し物で熱演。厳正 な審査の結果、川崎の民話を音楽付きで演じた中原区が第1位になりました。
 また、点字競技会の団体部門では麻生チームが前回と同じ3名のメンバーで4連覇を 達成しました。福引を楽しんだ後、またの機会の再会を願いながら、午後4時半に散 会しました。
 なお、当日の運営にあたっては、川崎市盲人図書館スタッフに点字競技会の審査に ご協力いただいたほか、 川崎市視覚障害者ボランティア連絡会「オブリガード」か ら「芽の字会」と「水車の会」のメンバー多数、さらに日本福祉囲碁協会の方に 参 加協力をいただきました。ありがとうございました。

《大会テーマ》 視覚障害者の生活の質の向上を
《大会スローガン》
 1.視覚障害者の働ける環境の整備
 2.視覚障害者の同行援護の内容充実
 3.災害時における視覚障害者の避難対策の拡充強化
 4.視覚障害者情報センター(仮称)における利用の利便性の確保

第53回川崎市視覚障害者相互激励大会の報告(平成23年9月) 終わり