NPO法人 川崎市視覚障害者福祉協会

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第54回視覚障害者相互激励大会の報告(平成24年9月)

 平成24年9月9日(日)、午前10時から川崎区日進町の福祉センター大ホールにて大会を開催しました。

 当日は真夏を思わせる強い残暑の陽ざしの中、川崎市内の視覚障害者を中心に来賓、 支援ボランティアの方々などをあわせ約200人が参加し、日頃お会いしていない方との再会・交流を深め、 親睦の一日をすごしました。

 第1部の式典に続き、第2部「点字イベント」では恒例の点字競技会を地区別団体と個人の2部門で行いました。 団体部門には今年は新たな試みとして、日頃点字資料の作成をされている点字ボランティア3グループから3チームも 参加して各地区チームと競いました。

 会場では、手芸など手作り作品の展示のほか、昨年に始めた「視覚障害者プレイグッズ」展示を行い、 サウンドテーブルテニス(STT)の音のでるボールとラケット、視覚障害者用の囲碁の碁盤と碁石などが展示されました。
 また、最新情報機器紹介コーナーでは、視覚障害者のために開発され本年夏から販売された注目機器2種の展示と操作実演が行われました。
 ○視覚障害者用六点キー入力のメモ装置「ブライトーカー」(えくせる社)
 ○アイホーン・アイパッドの操作を音声で読み上げる装置「りぼ」(日本テレソフト社)
 2機種のデモンストレーションは多くの来場者の関心を集めました。

 午後の第3部「ステージイベント」では川柳の発表、詩吟披露に続き、ミニ・コンサートが開かれ 「スイート・ローズ」のアイリッシュハープと歌の演奏によりイギリスや日本の曲を楽しみました。演奏のあと 舞台から降りたデュオを囲んでを大勢の人がハープを触り、その楽器を実感できました。 引き続き、各地区対抗演芸大会では、7地区が工夫を凝らした出し物で熱演。厳正な審査の結果、森林公園の一日を動物の 鳴き声の物真似と音楽で描写した宮前区チームが第1位になりました。また、点字競技会の団体部門では麻生チームが 前回と同じ3名のメンバーで5連覇を達成しました。

 福引を楽しんだ後、またの機会の再会を願いながら、午後4時15分に散会しました。

 なお、当日の運営にあたっては、川崎市盲人図書館スタッフ3名に点字競技会の審査等にご協力いただいたほか、 川崎市視覚障害者ボランティア連絡会(オブリガード)の「水車の会」と「芽の字会」のメンバー18名、さらに、 川崎パソコンユーザー会と日本福祉囲碁協会の方に参加協力をいただきました。ありがとうございました。

《大会テーマ》 視覚障害者の生活の質の向上を
《大会スローガン》
1.視覚障害者の働ける環境の整備を
2.視覚障害者の同行援護の内容充実を
3.災害時における視覚障害者の避難対策の拡充強化を
4.視覚障害者情報文化センターを視覚障害者の活動の拠点に

第54回視覚障害者相互激励大会の報告(平成24年9月) 終わり