NPO法人 川崎市視覚障害者福祉協会

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第55回視覚障害者相互激励大会の報告(平成25年9月)

 平成25年9月8日(日)午前10時から川崎区日進町の福祉センター大ホールにて大会を開催しました。
 当日は残暑の陽ざしの中、川崎市内の視覚障害者を中心に来賓、 支援ボランティ アの方々などをあわせ約200人が参加し、日頃お会いしていない方との再会・交流を 深め、 親睦の一日をすごしました。
 第1部の式典に続き、第2部「点字イベント」では恒例の点字競技会を地区別団体 と個人の2部門で行いました。日本点字の父といわれる石川 倉次の日本語点字考案に ついて語る声の録音をきき点字の歴史に思いをはせたあと、 団体部門には昨年に引 き続き、日頃点字資料の作成をされている点字ボランティアと朗読ボランティアのグ ループから4チームが参加し、各区チームとあわせて12チームが「芽の字リレー」で 楽しみました。
 個人の部は40人が、点字を早く正確に書く技術を競いました。盲人図書館の訓練生の 方も参加しました。

 会場では、手芸など手作り作品の展示のほか、「視覚障害者プレイグッズ」展示を 行い、 サウンドテーブルテニス(STT)の音のでるボールとラケット、視覚障害者用 の囲碁の碁盤と碁石などが展示されました。
 午後の第3部「ステージイベント」では川柳の発表、詩吟披露に続き、歌謡曲ミニ ・コンサート(新 武雄)が開かれ、自らの視覚障害をテーマとする自作の曲がしみじ みと聴衆の心にひびきました。
 引き続き、各地区対抗演芸大会では、7地区が工夫を凝らした出し物で熱演。審査の 結果、「自販機に買い物にでかけた視覚障害者の接する周辺の事物がそれぞれに見守 りながらつぶやく」という設定が評価された宮前区チームが第1位、第2位は寄せス タイルの麻生区チーム、第3位がハンドベル演奏の幸区チームでした。  また、点字競技会の団体部門では麻生区Aチームが 前回と同じ3名のメンバーで6連覇 を達成しました。そして、福引を楽しんだ後、またの機会の再会を願いながら、午後 4時前に散会しました。
 なお、当日の運営にあたっては、川崎市盲人図書館スタッフ3名に点字競技会の審 査等にご協力いただいたほか、 川崎市視覚障害者ボランティア連絡会(オブリガー ド)の「水車の会」と「芽の字会」のメンバー計17名の参加協力をいただきました。 ありがとうございました。

《大会テーマ》 視覚障害者の生活の質の向上を
《大会スローガン》
1 視覚障害者の働ける環境の整備を
1 高齢視覚障害者によりよい生活の場を
1 災害時における視覚障害者の避難対策の拡充強化を
1 視覚障害者情報分化センターを視覚障害者の活動の拠点に

第55回視覚障害者相互激励大会の報告(平成25年9月) 終わり