NPO法人 川崎市視覚障害者福祉協会

【視障協からの報告】

視覚障害者情報アクセシビリティ支援事業スマートホンサポーター養成講座実施報告(令和5年8月)

視覚障害者情報アクセシビリティ支援事業の第1段として、スマートホンサポーター養成講座が、2023年7月20日(木曜)と8月4日(金曜)の2回にわたり、高津市民間12階第6会議室において開催された。
iPhoneは、視覚障害者にとってそのQOLを向上させるために大いに役立つものと期待されているが、まだその普及はほんの一部に限られているのが現状である。講座は、そんなiPhoneの利用を少しでも広げようと、まずは、視覚障害者にiPhoneのサポートをしてくれるサポーターを養成しようと開催された。
参加人数は、7月20日が7名、8月4日が17名と合計24名のサポーター候補者が参加した。事前に案内チラシを相当数を様々な施設に配布したが、実際は川崎外出支援センター経由のガイドヘルパーと口コミでの参加が14名と大半を占めた。
当日の講師は7月20日がM.D.S.iの井上直也氏、8月4日は本会の真貝でした。
両日ともICTボランティア4団体から7名の応援を頂き、会場準備、運営にご協力をいただいた。
講座は、初めての取り組みでもあり、内容自体は必ずしも満足のいくものではなかったが、音声操作の利用によりiPhoneが視覚障害者にとって有用である点や、そのサポーターが多く求められていることはアピールできたかと思う。講座実施後のアンケートでも、今後も実際にサポートを行いたいとの感想が多く寄せられた。参加者については、フォローアップとして川崎市にあるICTボランティア4団体に希望者は加入していただき、引き続きの学習をフォローする予定である。また、9月30日(土曜)、10月21日(土曜)に開催予定のスマートホン初心者用講座にも希望者はサポートをお願いする予定である。
サポーターの養成及び社会への周知の問題は、引き続き取り組む課題であり、次年度以降も、継続して開催していきたい。 (T.S.)

視覚障害者情報アクセシビリティ支援事業スマートホンサポーター養成講座実施報告(令和5年8月) 終わり