NPO法人 川崎市視覚障害者福祉協会

【視障協からの報告】

第37回日本視覚障害者団体連合関東ブロック協議会視覚障害者サウンドテーブルテニス(STT)川崎大会の報告(令和6年1月)

令和6年1月20日(土)21日(日)の二日間、川崎市幸スポーツセンターで開会を開催し、日本視覚障害者団体連合関東ブロック協議会加盟団体(1と7県 4政令市)からの代表選手(エントリー63名)ほか、来賓、付添い、役員、ボランティア等 のべ約250名の参加協力のもとに二日間にわたり、男女の個人戦トーナメント、団体戦の予選リーグと決勝トーナメントで熱戦がくりひろげられ、成功のうちに幕を閉じることができました。ご協力いただいた皆様に感謝もうしあげます。
(成績)
個人戦男子の部
優勝 礒田俊一郎東京都
準優勝 額賀 勝彦 茨城県
第3位 小川和幸 埼玉県
個人戦女子の部
優勝 栗田くるみ横浜市
準優勝 山﨑道子さいたま市
第3い 穴原正子 東京都
団体戦
優勝 東京都
準優勝千葉市
第3位横浜市
大会概要は「■第37回日本視覚障害者団体連合関東ブロック協議会視覚障害者サウンドテーブルテニス川崎大会の開催のお知らせ(令和6年1月)」こちらを参照してください

(解説)
○スポーツは健康の維持増進に役立つことはもちろんですが、視覚障害者が自立と尊厳をもって社会参加するための 大きなよりどころでもあります。
 サウンドテーブルテニス(STT)とは視覚障害者の卓球です。
 健康の維持増進のためには、適度な運動が栄養、休養と共に必要といわれますが、視覚に障害のある者の場合、通常のスポーツを行うのは 困難です。
 陸上、水泳や各種の球技などさまざまな種類のスポーツが視覚障害者のために工夫されています。
 このうち、STTは現在、川崎市においてフロアバレーボール(FVB)とならんで、視覚障害者に親しまれている数少ないスポーツです。
 この大会を契機にSTTというスポーツがさらに広く社会に知られることを願います。
○ この競技は、1枚板の卓球台の面から42mm離してネットを張り、その下を鉛の粒が入った40mmの卓球ボールを転がして行うもので、 ボールが転がってくるシャラシャラという音を頼りにラバーのないラケットで返球します。
 STTは集中力を高め、神経に良い刺激を与え、他のスポーツと比べても、おだやかな全身運動ですので老若男女問わずに誰でも取り組めます。 ゲームとして楽しむことのほか、競技性のある高度なテクニックが要求されるスポーツにもなります。
 また中途失明者が、新たに取り組むスポーツとして生活訓練施設での体育の授業でもよく行われています。
○STTは視障協では有志が毎月定期的に多摩川の里身体障害者福祉会館で練習しています。楽しむためだけにプレーする方にも、 競技性を重視してプレーする方にも満足していただける練習内容をめざしています。STTに興味をもたれたらどうぞ体験しにおいでください。
 お待ちしています。
また、STT競技をするには晴眼者の支援が必要なので、STT支援のボランティアをいつも募集しています。興味をもたれた方、お気軽に見学においでください
 日程等の問い合わせ先
川崎市視覚障害者福祉協会
メール: kawashikyou@gmail.com
佐々木(スポーツ部) 電話 080-1032-5966

第37回日本視覚障害者団体連合関東ブロック協議会視覚障害者サウンドテーブルテニス(STT)川崎大会の報告(令和6年1月) 終わり