NPO法人 川崎市視覚障害者福祉協会

【視障協の歩み(50年史より)】

創立50周年 お祝いのご挨拶

川崎視力障害者福祉協会顧問
神奈川県議会議員 武田 郁三郎

 梅の香りのただよう、この佳き日に川崎市視力障害者福祉協会の創立50周年を迎えられますことに心からお祝い申し上げます。
 思えば50年前、昭和23年6月6日に川崎市盲人会として8名の会員で発足され
今日迄、県内・市内の障害児・者の福祉向上と社会参加にむけた諸活動に視力障害者福祉協会が大きな役割を果たしてこられたことに心から敬意を表します。
 50年の長い歩みの中に、協会創立以来会長さんはじめ諸役員の皆さま、ご家族の皆さまの献身的なご努力に心から敬意を表します。
 全国に先がけて昭和30年、神奈川県点字競技会を川崎市で開催、今日迄視力障害者相互激励大会に併せて点字競技会が開催されています。
 思えば芹澤会長さんの時代に点字電話帳の発行にむけて、電電公社、神奈川県、川崎市に陳情活動を数次にわたってすすめ、ようやく昭和55年8月実施されることになりました。
 この事がきっかけとなり、長い年・月障害者の皆さまのご交誼の中で、芹澤会長さんより、武田先生ぜひ視障協の為、障害者の為に顧問として今後もご協力をお願いしたいと強いご要請を受け、今日まで安藤会長・大倉会長と3代の会長さん方にご相談を受けてまいりました。
 私にとっても、今日の福祉社会にむけての県政の場で大きな福祉活動の”糧”を戴いております。昭和46年以来、川崎市の福祉行政は全国的にも指標となる施策がすすめられています。
 その”根源”は、視障協に参加される皆さまの日々の活動の成果であります。
障害のある人も無い人も、お互いに支え合い、地域の中で生き甲斐を持って生き生きと
明るく暮らせる社会をつくることが、間近に迎える21世紀の大切な課題であります。
 ”共に生きるよろこび”・・・・・・・・・・・・・・・・・
創立50周年を機に更なる視障協の発展と皆さまのご多幸を心からお祈りして、お祝いの挨拶と致します。
 最後に点字で、ご挨拶文を書けぬ不勉強を心からお詫び致します。

創立50周年 お祝いのご挨拶 終わり