NPO法人 川崎市視覚障害者福祉協会

【視障協の歩み(70年史より)】

祝辞 創設70周年を祝して

川崎市議会議長 松原 成文
特定非営利活動法人川崎市視覚障害者福祉協会が創設70周年を迎えられましたことを、市議会を代表して心からお祝い申し上げます
会におかれましては、昭和23年に川崎盲人会として創設されて以来、川崎市の視覚障害者の福祉の向上に寄与されてきました。
高橋会長をはじめ、歴代の会長や、多くの関係の皆様の70年の長きにわたるご尽力に、心より感謝申し上げますとともに、深く敬意を表します。
さて、昨年4月に「障害を理由とする差別の解消の推進」のため、「障害者差別解消法」が施行されたところでございますが、障害の有無に関わらず、互いを尊重しながら共生する社会の実現のためには、そうした制度を設けるだけでなく、実際に地域の皆様に障害について正しく理解をしていただくことが大切であると考えております。特に、視覚障害のある方におかれましては、それぞれで見え方が違うなど、困っていること、ニーズもおー人ごとに異なることからも、そうしたことについて、地域の皆様の理解を得ていくことは大変重要であると考えているところでございます。
貴会におかれましては、70年の長きに渡る、市民への情報提供や啓発活動をはじめ、家庭生活訓練、文化・スポーツ活動など、視覚障害者の自立と社会参加を目指して様々な活動の実績があります。是非とも、その輝かしい実績を活かし、「障害」を特別なことではなく、「違い」や「個性」として理解し、互いに支えあう、障害者が自立できる社会の実現に向けて、引き続きご尽力を賜りたいと存じます。
川崎市議会といたしましても、皆様のご協力を賜りながら、障害者福祉の諸施策をはじめとして、各種福祉事業の充実等、誰もが心豊かに安心して暮らせるまちづくりに全力で取り組んでまいります。最後になりましたが、川崎市視覚障害者福祉協会のさらなるご発展と、皆様のご健勝とご多幸を心から祈念いたしまして、市議会を代表してのお祝いの挨拶とさせていただきます。

祝辞 創設70周年を祝して 終わり