NPO法人 川崎市視覚障害者福祉協会

【視障協の歩み(70年史より)】

結成70周年によせて

社会福祉法人日本盲人会連合 会長 竹下 義樹
川崎市視覚障害者福祉協会が結成70周年を迎えられたことを心からお慶び申し上げます。これまで、70年という長きにわたり、川崎市における視覚障害者の運動を支え、今日の発展を実現させたことに深く敬意を表します。
貴協会は、日本盲人会連合の結成に先立ち、戦後の混乱期である昭和23年6月に、8名の仲間で川崎盲人会として、いち早く組織を立ち上げ、視覚障害者の自立と社会参加を目指しカ強く運動を開始されました。その後、神奈川県身体障害者連合視覚部会に加盟され、昭和47年に川崎市が政令指定都市に昇格したことを契機に独立し、日本盲人会連合に加盟されました。以後は、日本盲人会連合と足並みをそろえー致団結し、精力的に視覚障害者運動に邁進してこられました。
さて、私達、視覚障害者を取り巻く環境は大きく変化し、新たな課題も年々増加し、団体としての果たすべき役割は一層重要となっています。中でも私達の外出時における危険は増大ており、安全安心の確保は焦眉の課題であり、また情報アクセシビリティの実現や職業的自立に関わる課題も山積しております。貴協会におかれましては、今後も地域における視覚障害者のバリアフリー対策や自立と社会参加の実現に向けた活動を充実していただくことを期待するとともに、70周年を迎えた貴協会の今後益々のご発展を祈念申し上げます。

結成70周年によせて 終わり