NPO法人 川崎市視覚障害者福祉協会

【視障協の歩み(70年史より)】

70周年をお祝いして

社会福祉法人川崎市社会福祉協議会会長 佐藤 忠次
特定非営利活動法人川崎市視覚障害者福祉協会が設立70
周年を迎えられましたことを心からお祝い申し上げます。
貴協会におかれましては、視覚障害者の社会参加の推進のために、幅広く、精力的な事業展開をなされ、当事者団体として長きにわたり福祉の向上にあたってこられました。
この70年の歩みは、貴協会の歴代会長方を始めとする会員の皆様が絶え間のない努力をなされ、実績を積み重ねてこられた歴史の結晶であり、その功績に心より敬意を表する次第でございます。
近年、障害者施策は大きな転換期を迎えており、とりわけて平成20年代に入ってからは、障害者権利条約の批准、障害者自立支援法の障害者総合支援法への改正、障害者差別解消法の施行等、様々な出来事があり、当事者を取り巻く社会環境にも大きな変化が生じました。
こうした中でも、障害の有無に関係なくお互いの人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現していくためには制度や施策の変化だけでなく、地域社会を構成する市民一人ひとりの理解と行動が不可欠となります。
私ども川崎市社会福祉協議会では、平成30年度より「第4期地域福祉活動推進計画」に基づく新たな地域福祉活動をスタートすることとしており、貴協会をはじめとする地域の福祉団体、行政、その他多くの関係者の皆様方と連携、協力し合いながら、これまで以上に、地域での支え合い活動の充実と分野・領域を横断したネットワークの強化を図り、地域一丸となって「地域共生社会の実現」に向けた活動を進めていく所存でございます。本計画の推進にあたりましては、是非、貴協会のおカ添えを賜りたいと存じます。
末筆となりますが、設立から70周年を迎えるこの大きな節目を機に、特定非営利活動法人川崎市視覚障害者福祉協会の今後ますますのご発展と会員皆様方のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、お祝いのメッセージとさせていただきます。

70周年をお祝いして 終わり