2005/07/30(土)さいわいリバーウォッチング協力

7月30日(土)幸区の魅力ある区づくり事業のひとつである「さいわいリバーウォッチング 生きもの調査」が開催されました。TRネットと遊ぶ会からも講師として協力し、大成功のうちに終了しました。今年で3年目、実行委員会と幸区役所のご苦労が実った感があります。また、ボサ漁のため、竹を切って協力してくださった加瀬クリーンセンターの所長さんにも、感謝でいっぱいです。

今年初めて参加した佐原さんが、子どもたちの喜ぶ姿が見えてくるような臨場感あふれる感想を寄せてくださいました。

「珍しい魚が2尾捕れました。マルタウグイです」岸先生が子どもたちに見せて言った。7~8センチのきれいな魚だ。大きくなると40センチにもなる。コイ科で産卵期には上あご直後から頬、胸びれ基底を経て、体側腹方から尾びれにいたる赤い縦条が出る。ほかにも赤色斑がでる。降海し、若魚は汽水域に、成魚は内海に生息。東京湾、富山湾以北の比較的大きな河川に分布。と図鑑に解説。アユは捕りそこなったが、確認はできた。一同ホッとした。ウナギが「ど」にかかっていた。スミウキゴリ、ヌマチチブ、モツゴ、ボラ、おなじみのコイなど十種類余の魚などの収獲だった。ほかにナマズも3尾見かけたとの報告も。

「底生動物調べ」から始まったさいわいリバーウォッチング「いきもの調査」はメインイベントの「追い込み漁」で最大の盛り上がりを見せ、40数名の子供たちと20余名の保護者はいっせいに歓声を上げた。首まで水に浸かってはしゃいだ子もいた。投網、ボサ、ど、たも網、四手網、カニカゴもみんな大活躍だった。

7月26日(開催日の4日前)は、大型の台風7号が関東地方に接近、大雨の予報が出ていた。矢上川は増水で開催は危ういか、と思われたが、天は味方をしてくれた。前日までに「ボサ」も「ど」も「カニカゴ」も設置できたし、当日は薄曇り、高温多湿ながら去年の憂さを晴らすことが出来た。参加の子どもたちは塾やパソコン、ゲーム、宿題をすっかり忘れ、目を輝かせて喜んでくれた。大成功だったといえる。私にとってはじめての参加だったが、さいわいリバーウォッングも今年が最後とか、ちょっぴりさびしいが、今後うまく引き継ぎ、発展させていきたい。
佐原 篤

● 底生動物 サホコカゲロウ・ユスリカ・ヒル
● アベハゼ・メダカ・ヨシノボリ・ヌマチチブ・ウナギ・ボラ・モツゴ・コイ・スミウキゴリ・ビリンゴ
● モクズガニ
● 確認はしたが、とれなかった魚  ナマズ・アユ