2005/10/29(土)上野川橋親水階段のクリーンアップに参加

矢上川流域ネットワークの主催で、矢上川上野川橋に昨年できた親水階段を利用して、矢上川の中をクリーンアップし、プラスワンとしてお魚とりもする、上野川橋では始めての企画を実施しました。

心配された雨も何とか持ちこたえ、曇り空の下、矢上川の中に入りクリーンアップを開始しました。参加者は、野川小学校4・5年生を中心に1年生も交え35名弱、川崎市建設局河川課の職員の方、取材に見えた宮前区まちづくり協議会の方、矢上川流域ネットワークのメンバーで、総勢40数名になりました。

鶴見川流域水マスタープランの川崎分科会の成果である親水護岸の説明を河川課からしていただきました。上野川橋を境に、上流側が川崎市管轄、下流側が県管轄となります。今回は、境目のところまでいき、護岸の違いを確認しつつごみを拾ってから、上流へと向かいました。

水深は25センチぐらい、3面コンクリ張りで中心部がなだらかに深くなっているため、低水部の両側は水に触れておらず、長靴でない参加者もかなり上流まで一緒に行けます。川の中にある缶や護岸にはりついた紙やビニールごみ、金属片などを拾いながら、コンクリの底はがしをした地点まで行き、戻ってきました。

その後、底はがしをした地点や下流の県管理区間に仕掛けておいた網を引き上げるとともに、投網の実演、タモ網でのお魚とりを実施しました。

お魚キラーにかかっていたのは、なんとアユ。産卵期を迎え、鉛色をしたサビアユで、まさかアユを見られるとは思っていもいなかった参加者は驚いていました。他には、スミウキゴリが4~50匹。タモ網でとった子どもも何名かいて、大満足でした。アユは、観察した後にすぐに逃がしました。

参加者は、いつもは上からしか見ることのなかった川の中に入り、湧水の流入の多さ、思いのほかいろいろな植物が生えていることに驚き、最後のプラスワンでとれた魚に目を見張っていました。

「本当に楽しかった。初めて川の中に入った。」
「川の中には、ごみもあるけど、植物もいっぱいあった。」
「いい環境学習ができた。」などの感想が寄せられました。

kaminogawa1kaminogawa2kaminogawa4ayu