2004/07/10(土)10:00~11:30 ミクリわんどのクリーンアップと生きもの観察

集合:鷹野大橋下ミクリわんどに10:00
この日は川崎外国人市民会議(KFV)の環境グループ「豊かな空間」の方たちが訪れました。活動の後、交流会がありました。

1.ミクリわんどのクリーンアップ
満潮により川の浮遊ごみがわんど入り口に置き去りになる状況の説明となぜクリーンアップをするか趣旨説明したのち、わんど内のごみの除去作業を交流グループと一緒に行う。20分ほどでごみ袋10袋収集。ペットボトル・缶は相変わらず多い。他にゴムホースの保護材や.プラスチックの袋など軽いものの他、鉄パイプなど故意に破棄したとしか考えられないものもあった。
2.高水敷きのアレチウリ除去作業
橋げた工事後の裸地に瞬く間に植物が繁茂してきた。その中で、アレチウリの除去を実施した。アレチウリは、河川敷きのほかの植物を枯らせてしまうほどの勢いのあるウリ科の外来種で、近年アレチウリの除去に乗りだした河川が少なくない。
鷹野大橋左岸もアレチウリ・オオブタクサが一斉に繁茂している。オオブタクサは冬の鳥の食料として目の仇にせず抜き取らず、アレチウリのみ除去することにする。アレチウリについて説明をし、除去作業に移る。参加者は新鮮な様子で、ていねいに観察しながら、アレチウリのみを除去していた。

3.生きもの観察
投網実演・しかけ網・釣り人より、以下の生きものを観察
わんど内の生きものの確認
ボラ (群れで泳いでいる)
クロベンケイガニ観察
鶴見川の生きもの:ウナギ/アベハゼ/テナガエビ/スジェビ
植物:ミクリ/ヨシ/ガマ/クレソン/ジュズダマ/オオフサモ/キツネノボタン/クローバー/ギシギシ

多摩川であった殺人事件の凶器探索のため、県警がわんどの植物を一部刈り取ったため、わんど入り口の植物によってせき止められていた水が抜けている状態であった。また、入り口付近にあったミゾソバなどは姿が見えなかった。

4.参加者の感想、要望
・いい汗が流せた。在来種と外来種の違いがよくわかった楽しい時間が過ごせた。
・近くの矢上川にごみがあり、なかなか一人でごみを取ることは難しいと考えていたが、今日は感じるものがありよかった。何年何十年とかけてきれいにしていきたい。
・毎日眺めている川(矢上川中流)なのに、よくわかっていなかった。
・わんどのヘドロを見てぞっとした。ヘドロをとればきれいになると思う。だが、鶴見川に魚がいてほっとした。自然にふれることはいいと思った。(わんどのヘドロは、植物が枯れて腐ってできたものと説明すると、う~ん。)
・自然の風を忘れていた。時々参加したしも雑草なども説明してもらえてよかった。家族で参加したし㌔こんなにカニが多いとは思わなかった今までと別の視点から川をみることが出来た。
・おもったより汚れがひどいと思ったフランスの大自然の中で育ってきたので、環境についてこのままではよくない、何かしなければと思った今日もたくさん草をとったりごみを拾ったが、上から見るとほんの一握り。長い年月をかけてしなければならないと思った。

みなさんが鶴見川・矢上川に触れて感じたこと、自然体験のよさ、長い年月をかけて徐々にいい環境を育てていく必要性、楽しかったの3点につきる。新鮮な感想に私たちも感じることが多く、とてもよい交流になった。

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