2005/04/23(土)矢上川春の野草観察会と野草の天ぷら

•観察した野草
セイヨウカラシナ・ヨモギ・ムラサキケマン・カラスノエンドウ・ギシギシ・スイバ・オオイヌノフグリ・タチイヌノフグリ・ヒメオドリコソウ・ハナニラ・オランダミミナグサ・シヤクチリソバ・オオアラセイトウ・ホトケノザ・キジムシロ・ヘビイチゴ・セリバヒエンソウ

•昆虫/ツマキチョウ・ギシギシとコガタルリムシ

•野草あそび/カラスムギの葉やカラスノエンドウで作る笛

•野草の天ぷら/セイヨウカラシナ・ヨモギ・カラスノエンドウ・オオアラセイトウ・タンポポ・ノビル

ここちよい天気のなか、矢上川には常連となる南加瀬第38団カブスカウトのメンバーが集まってくれた。カブスカウトのメンバーは、生きもの観察やクリーンアップと、折々に矢上川の行事に参加してくれている。

この日は、保川さんをメイン講師に遊ぶ会のメンバーがみんなで観察会をサポート。矢上橋から八兵衛橋までの数百メートルがフィールド。護岸上の天端からみていると、目立つ黄色い花しか見えないが、河川敷に降りると驚くほど多種多様な植物出合えることに、参加者の特に大人は驚いていた。

朝から矢上橋で観察会を始める前から、矢上川はコイがバシャバシャと騒がしかったことから、まずはコイの産卵についてお話を聞いた。

カラスノエンドクが上手に他の草にからみつき、元気よく育っている。その巻き毛のからみ方が、右左右となかなか抜けにくいことなども真剣に聞いている。

佐原さんが、カラスムギやカラスノエンドウの笛を吹いてみせると、子どもたちもすぐに真似を。

セイヨウカラシナとモンシロチョウ、オオアラセイトウとツマキチョウ、ギシギシとナナホシテントクとの食草関係など、河川時敷きは不忠議がいっぱい。

ゆっくりのんびりと観察しながら、子どもも大人も有意義なひとときを過ごせた。

最後に、食べられる野草を食べられる量だけ摘んで、天ぷらにした。子どもたちの食欲の素晴らしいこと!大人たちも、舌鼓をうって春を満喫。お母さんにも食べさせてあげたいとヨモギやカラスノエンドウを摘んで帰る心優しい子も…。