冬の活動(2月定例会)矢上川の物語

今回は、喫茶シンフォニーのご厚意により会場を貸していただき、おいしいお茶とケーキ(豚汁も!)とともに歴史のお話を伺うという素敵な時間を過ごしました。講師は遊ぶ会のメンバーでもあり、日吉郷土史会の副会長でもある横山 英二さん。横山さんは地元の郷土史をしらべ「加瀬の歴史」という冊子にまとめるなど、日吉の歴史に精通している方です。歴史のお話を聞きたいという声は以前から多く、2月22日(土)の午後ようやく実現したものです。

横山さんは、古代からの歴史についてのお話のほか、加瀬・日吉周辺に残る史蹟について地図と年表を用意して下さり、それを見ながら大変わかりやすく説明していただきました。ありがとうございました。

前半は講義で、ティータイムをはさんで後半は座談会。飯田さんが、貴重な昔の写真を人数分焼き増ししてきてくださったので、また一段と話しは弾みました。3~50年前の様子などをお聞きしながら、写真を見ると当時の様子が彷彿としてきました。矢上川が慶應理工学校舎裏から矢上橋の方向へ急に曲がっていることについてさらに話しは盛り上がり、細谷さんやみなさんそれぞれの考察をお聞きしながらもそれぞれに一理あり、今後の課題としてもっと調べてみようということになりました。後日横山さんから、矢上川が曲がった理由を謎解く1枚の地図が届けられました。固い地層が原因とのことですが、これについては又詳しくお話ししていただきたいと考えています。また、細谷さんの書かれた「矢上川物語」のお話もぜひお聞きしたいものです。

矢上川物語矢上川物語

●写真左:横山さんの話に熱心に耳を傾けるメンバー 右:講師の横山さんを囲んでシンフォニーにて

【感想】
・寿福寺の境内で蕎麦が栽培されていたなんて!ビックリ。ウナギ・シジミも取れた!矢上川で泳げた!…もうびっくりの連続。知っているようで、意外と知らない我が郷土。しっかりと勉強させていただきました。ありがとうございました。(小林)
・大変興味深くまだまだ時間不足でした。昔の姿が残っている所があったら、外での授業もしてみたい。第2弾を希望します。(井上)
・時間が短かった。3時間ぐらいでは? 懇談形式はよかった。懇談については、後が大変だがテープ記録をとれば?(赤松)
・矢上周辺のことが少しわかりました。ありがとうございました。今後少しずつ歩いて確認したいと思います。(佐原)
・矢上のことについて全然知らなかったので、奥の深さに驚きました。
・学校で歴史の勉強をしていますが、近くの歴史も勉強できてよかったです。矢上の地名は、昔川が世田谷の矢口に流れていて、その上流だから矢上になったのでは?(一歩)
・矢上川近辺の遺跡にまつわるお話を沢山聞かせていただき、ありがとうございます。特に古墳の話は個人的にも興味があり、楽しめました。また、矢上川が何故曲がったのか?の謎は今後の一大課題ですね。(保川)
・今日は本当にありがとうございました。私も小倉で生まれ、現在南加瀬に住んでいますので、身近なところに様々な歴史があることを知り、とても有意義な会となりました。特に矢上川の橋の写真などいただきまして、大変ありがたかったです。早速子どもたちに見せてあげたらきっと大喜びすると思い、よいお土産をいただきました。また何かのときにお話を伺えたらうれしいです。矢上川についても興味を持ちました。暖かくなったら、うちの子どももつれて参加したいです。(新井)
・中学校・高校の時の授業を思い出した。もっと勉強しておけばよかった。(ゆうきママ)
・矢上川の歴史は、知れば知るほど面白くなります。歴史的にも地理的にも、興味深い場所だったようですし、またここに住む人々がその土地のことを深く知っていくことが流域文化を育てる上でも大切なことだと思います。横山さん、ありがとうございました。当日参加の細谷さんも「矢上川物語」というエッセイをだされていますので、みなさんのお知恵を拝借して、いずれぜひ矢上川の歴史や暮らし、自然の写真などをまとめた本を出してみたいですね。(庄司)