2006/11/25(土)矢上川冬の探鳥会

日吉分館自主学級第6弾となる探鳥会を実施した。真っ青な空に川面が映え、カモ達の泳ぐ姿ものどかに感じられる。風もなく、暖かい陽気だった。

参加者は、小学生から大人を含めて13名。講師は、「鶴見川水辺と翼の会」の宮崎さんと、遊ぶ会の保川さんにお願いした。

開始と同時に、イソシギが目の前に登場。双眼鏡の調整を兼ねて、まずは鳥の姿を観察した。

矢上橋からまずは上流側、慶応大学裏手の斜面と川辺を観察。途中、アオサギがじっと川辺にたたずみ、待ち伏せている様子をじっくりと観察することができた。対岸ではコサギも獲物を狙っている。目前の川では、コガモやマガモもスイスイと泳いでいた。

と、目の前を黄色い羽の色が、と思うとキセキレイが対岸に止まった。丸々とした体形でおなかの下半分の黄色がとてもキレイだ。やぶの中では、メジロやホオジロの声だけが聞こえる。なかなか姿を見ることができない。バリケンが岸辺で眠っている。くちばしを羽の中にいれているのは、くちばしから体温が逃げないようにしているからとのこと。

再び矢上橋に戻り、今度は下流に向かっていく。岸辺にはミシシッピーアカミミガメたちの甲羅干し。時折、岸辺に沿うようにキセキレイが現れる。コサギも後を追うようにしてついてくる。カワウの羽を広げる様や、アオジ・ホウジロの声を追いかけ、鷹野大橋まで下った。約2時間の行程。最後の高大橋では、ユリカモメ、モズ、セグロカモメ、オオジュリンなども確認できた。

最後はあったかいトン汁を食べて、終了した。

参加した子どもが今日見た鳥たちをきちんと記録してあったことや、初めて参加したがこんなにいるとは思わなかったという感想を聞くにつれ、体験の大切さを実感する。