2009/06/27(土)川辺のナチュラリスト入門~椊物編~

第2回目は椊物編。TRネットの阿部裕治さんを講師にお迎えし、まずは日吉分館で座学。流域のお話や生きもののすみ分け、主な川辺の椊物についての後は、椊物の部位の役割、花の形による分類、葉の形、葉のつき方による違いなどを学んでから、いよいよ矢上川で観察会。

ヒメジョオン・ネジバナ・アカハナユウゲショウ・ヘラオオバコ、と書くと「何だ道端に生えているのばかりじゃない《と思うかもしれませんが、観察会でじっくりと見ていくと面白い。

イネ科の椊物、アレチギシギシ・メリケンガヤツリ・メドハギ・ヤマイモなど、いつもどこかで見ている草花を中心に観察。

昼食を挟んで午後は、慶応大学理工学部裏手の斜面へ。「アジサイロード《の見事なアジサイのほか、タチアオイ・ハナウド(枯れていましたが)・オニグルミ・ヨウシュヤマゴボウ・エゴノキなどを観察し、スケッチ会をしました。

気に入った草や花を、各自がじっくりと取り組み、30分ほどは鳥の鳴き声しか聞こえない静かな集中時間が。発表会ではどれも力作ぞろい。それぞれが気に入った椊物をていねいに描き、どれも描いた人の気持ちが伝わってくる素晴らしい作品でした。